この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。
Domino Attachment and Object Service (DAOS) は、DBへ添付されたファイルをDBの外、つまりファイルシステムに配置することで、DBサイズを小さくするための仕組みです。
DAOS を動作させるには、ODS 48 以上であることと、トランザクションロギングが有効であることが必要です。
参考 URL: HCL Notes Domino環境における Domino Attachment and Object Service (DAOS) の管理/保守のポイント
ファイルシステムに格納されたファイルは、リンク元のデータベース文書が削除された後、一定時間が経過すると自動的に削除されます。その期間は「オブジェクトを削除するまでの保留日数」という項目で任意の値が設定可能です。デフォルトは 30 日間です。
参考 URL: 添付ファイル統合のサーバー設定を指定する
参考 URL: 添付ファイルの統合の仕組み
DAOS を運用をしていると何らかの理由 (DBの削除など) により、どのデータベース文書から参照されていない「孤立したファイル」が発生することがあります。時折、管理者はこの掃除をする必要があります。以下のコマンドを実行すると孤立したファイルを削除できます。
tell daosmgr prune <日数>
Tell DAOSMgr Dbsummary を実行すると、DAOS が有効なすべてのデータベースのステータスが表示されます。
参考 URL: DAOS Manager の Tell コマンド
HCL Domino V12.0.2 の特長を裏表1枚にまとめたブローシャーを作成しました。下記画像をクリックするとダウンロードできます。
また、HCL Notes/Domino V12 特設ページ に、先日公開の HCL Nomad Web/Mobile のブローシャーとあわせて掲載しています。
HCL Volt MX は、モバイルやブラウザアプリのローコード開発環境と実行環境を提供する製品です。この製品を90秒で紹介する動画を作成しました。是非ご覧くださいませ。
新しい試みのトライアルとして、1週間分のサポート技術情報更新のインデックスを作成してみました。しばらく継続してみます。新規追加と内容更新したものが含まれています。システム上、軽微な修正であってもリストに含まれてしまいます。予めご了解ください。
HCL AppScan Standard Reinvents the Configuration UI in Version 10.2.0 の翻訳版です。
HCL AppScan Standard 10.2.0 で設定用UIを刷新
2023年4月6日
著者: Adam Cave / Product Marketing Manager, HCL AppScan
AppScan Standardは、セキュリティ専門家やペンテスター向けに設計されたDAST(Dynamic Application Security Testing)ツールで、ターゲットアプリケーションやAPIを自動的にクロールして脆弱性の有無をテストします。効率的なDASTスキャンは、優れたスキャン設定から始まりますが、これまで、一部のユーザーにとって、これは困難な作業でした。
しかし、これまでは、一部のユーザーにとって難しい課題でした!AppScan Standard 10.2.0のリリースでは、新しい設定UIにより、基本的な作業と高度な作業の両方のワークフローが改善され、必要なものをより速く見つけることができ、異なる設定がスキャンに与える影響をより理解できるようになっています。
ここでは、AppScan Standard 10.2.0の新しいUIと機能を簡単に紹介します:
コンフィギュレーションは、アプリケーションのもう一つのビューとして機能するようになり、すべてのコンテンツへの可視性が高まりました。ナビゲーションから簡単にアクセスでき、データ、課題、コンフィギュレーションビューの間で柔軟に切り替えられます。コンフィギュレーションを更新する際、データまたは課題ビューで詳細を確認し、コンフィギュレーションで行ったことに正確に戻ることができるようになりました。
また、埋め込みビューでは、スキャンの実行中に、スキャンに影響を与える設定の詳細を表示できます。スキャンを一時停止することなく、いつでも設定ビューをクリックできます。
初心者の方にも、上級者の方にも、最適なプリセットをご用意しています。プリセットには、あなたの必要性に応じて設定項目をフィルタリングしたビューが含まれています。ホーム画面から直接操作したいプリセットを選択するだけで、必要に応じて簡単にプリセットを切り替えられます。フルコンフィギュレーション以外に、Web essentials と API essentials という 2 つのクイックプリセットが用意されています。これらのオプションを使用すると、わずか数ステップでWebアプリケーションまたはAPIスキャンを構成できます。(ヒント: 今後、より興味深いプリセットが登場する予定です!)
より直感的なグループ分けで設定項目を再編成し、探しているものを簡単かつ迅速に見つけることができるようになりました。また、検索ボックスを使用すると、使用している特定のプリセットにない項目も含めて、特定の項目を見つけられます。
postman コレクション、graphQL スキーム、OpenAPI ディスクリプションファイルのいずれを使用していても、すべてのAPI能力がスキャン設定の一部になるようになりました。さらに多くの自動API能力が近日中に登場する予定です。
お客様のご協力を得て、動的解析の革新と改善の機会を見出しています。AppScanチームは一貫して初期の設計やアイデアを共有し、設計パートナーから素晴らしいフィードバックを得ています。
私たちは、あなたの考えやフィードバックを共有するために、あなたに参加してもらいたいと考えています。あなたが影響を与えることができる方法がいくつかあります:
HCL AppScan Standardの詳細については、www.hcltechsw.com/AppScan、今すぐ無料トライアルを開始してください。
この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。
Domino V12 では、メール受信データベースに関する改良が行われています。具体的には、細かな改良ですが 2つの項目について見直しておきましょう。以下は製品ドキュメントからの転記です。
「[メール受信データベース/リソース]ビューに、メール受信データベースのインターネット・アドレスが表示されるようになりました。また、そのビューからメール受信データベースを開くための [データベースに移動] ボタンが追加されました。 」
参考 URL: メール受信データベースの操作性の向上
メールの統計情報についてひとつおさらいです。日時指定でメールを送信した場合、そのメールはルーター上で保持されます。現時点での保持数を示す統計情報の項目名は Mail.WaitingForSchedule です。「送信日時に向けて待機しているメール」ということで覚えておきましょう。
メール機能 (1) の最後の項目である DKIM 機能について追記をしました。既に読まれた方は再度確認をお願いします。
この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。
「メールの監視」と言えば思いつく機能がいくつかあります。恐らく「メールジャーナリング」が筆頭でしょう。サーバー設定文書で設定した条件に合致した配信中のメールについてルーターが機械的にそのコピーを収集する機能です。大抵の場合、法律の要請に基づき、あるいは監査上の理由により、すべてのメールを対象にしてメールジャーナリングを実施します。
参考 URL: メールジャーナル
これに対して「メールトラッキング」はユーザーや管理者が意図的に使用するものです。メールトラッキングは、ユーザーや管理者が特定のメールメッセージをトラッキングして指定した受信者がメッセージを受信したかどうかを確認できます。Mail Tracker Store データベース (MTSTORE.NSF) に収集して保存され、管理者は統計情報として利用できます。
参考 URL: メールをモニターするためのツール
メールトラッキングはサーバー単位で設定が可能です。サーバー文書ではなく、サーバー設定文書で設定することを覚えておきましょう。
詳細を説明すると、[ルーター/SMTP] > [メッセージトラッキング] タブ内の「メッセージトラッキングを許可するユーザー/サーバー」フィールドで設定できます。 このフィールドを空白のままにすると (デフォルト)、このサーバーの LocalDomainServers グループのメンバーだけがメッセージをトラッキングする権限を付与されます。
参考 URL: サーバーのメッセージトラッキングを設定する
HCL Notes/Domino のアプリケーション (DB) を、スマホやタブレットといったモバイルデバイスや、PC のブラウザーでプログラムのインストールなしで利用できるのが HCL Nomad Web / Mobile です。
その特長を裏表1枚にまとめたブローシャーを作成しました。下記画像をクリックするとダウンロードできます。