幾分出遅れましたが、2019年9月6日 (金) に、Verse On-Premises 1.0.8 がリリースされました。FlexNetからダウンロードできます。
ドキュメント: http://help.hcltechsw.com/verse_onprem/1.0.8/welcome/vop_welcome.html
英語ブログ: https://www.cwpcollaboration.com/blogs/hcl-verse-on-premises-version-108-is-here
Verse On-Premises は、ブラウザー・ベースのメールであり、これまでの iNotes に代わり、今後のブラウザークライアントとして位置づけて開発しているものです。iNotes と比較して不足している部分があるため、徐々に機能強化を行っています。今回の強化点のうち、主な3つを紹介します。画面サンプルは都合により英語ですが、もちろん日本語UIに対応しています。
* モバイル・デバイスのブラウザー・サポート
Verse にはモバイル・アプリがありますので、一般的にはモバイル・アプリの利用を推奨しています。しかしながら、ブラウザーからアクセスしたいという声も多く、今回対応しました。iOS の Safari と Android の Chrome をサポートしています。
シンプル、軽量、機能をバランスをとりながら実装しています。例えば、画面はデスクトップ版に比べて大幅に機能を非表示、省略しています。URLは、デスクトップ版と同じく /verse を使用します。
* アーカイブ対応
Verse の画面からアーカイブDBを作成することはできませんが、サーバー上にあるアーカイブDBをVerseのUIからアクセスできるようになりました。左側のナビゲーション・ペインの下側に表示されます。
アーカイブ処理はサーバー側のみで、その設定については Note クライアントで行う必要があります。基本的に「アーカイブを読む」機能です。「返信」などのアクションは動作しません。また、アーカイブは、オフライン・モードには対応していません。アーカイブを開いている場合は、そのことがユーザーに理解できるように画面内に大きく表示されます。自分にとって重要なユーザーの顔写真一覧が省かれています。
* ユーザー名の別名の表示
ユーザー名を扱う場所では、ほぼすべてのところでユーザー名の別名が表示できるようになりました。設定により、基本名表示と別名を切り替えます。基本名を入力すれば、前方一致でヒットしたユーザー名が別名で表示されます。