IEEEremainder (JavaScript)

IEEE 754 に従って、除算の剰余を算出します。

定義場所

Math (JavaScript)

構文

IEEEremainder(f1:double, f2:double) : double
パラメータ 説明
f1 被除数。 特殊な事例については、以下を参照してください。
f2 除数。 特殊な事例については、以下を参照してください。
戻り値 説明
double 最初のパラメータを 2 番目のパラメータで除算したときの剰余。 正確な計算については、以下を参照してください。

使用法

剰余は f1 - (f2 * n) です。ここで、nrint(f1 / f2) です。

この算法の結果は、rint(f1 / f2) を切り捨てる場合は正の剰余となり、rint(f1 / f2) を切り上げる場合は負の剰余となります。 例えば、rint(13 / 4) = +3 (切り捨て) では 13 - (4 * 3) = 1 となりますが、rint(13 / 5) = 3 (切り上げ) では 13 - (5 * 3) = -2 となります。

剰余がゼロの場合、その符号は被除数の符号と同じになります。

特殊な事例は以下のとおりです。
  • 以下の条件での計算結果は NaN になります。
    • 被除数または除数が NaN の場合
    • 被除数が Infinity の場合
    • 除数が 0 の場合
  • 以下の条件での計算結果は被除数になります。
    • 除数が Infinity の場合
    • 除数が Number.MAX_VALUE の場合
  • 以下の条件での計算結果は 0 になります: 除数が Number.MIN_VALUE の場合。

以下の編集ボックス onblur イベントでは、被除数と除数について、丸められた商と剰余が計算されます。
sessionScope.quotient = Math.rint(
	sessionScope.dividend / sessionScope.divisor);
sessionScope.remainder = Math.IEEEremainder(
	sessionScope.dividend, sessionScope.divisor);