ソース制御の有効化

ソース制御の有効化機能は、NSF ベースの設計要素をソース制御リポジトリに保管し、Domino® Designer を使用して一般的なソース制御操作を実行できるようにするために導入されました。

SVN や CCRC などの Eclipse ベース (オープンソース) のソース制御クライアントは、物理ファイルに対して動作します。 そのため、それらのクライアントは、NSF ベースの設計要素への仮想ファイルマッピングを含む Designer プロジェクトを直接処理することができません。 処理できるのは、ディスクに保存されたプロジェクトのみです。 したがって、ソース制御操作を実行するには、仮想 NSF プロジェクトをミラーリングするディスク上のプロジェクトに対して作業する必要があります。

これを解決するため、Domino Designer のソース制御の有効化機能が導入されました。この機能により、NSF ベースの設計要素をソース制御リポジトリに保管し、Domino Designer を使用して一般的なソース制御操作を実行することができます。 この機能は、ソース制御によって管理されるオンディスクプロジェクトと Designer が追跡する仮想 NSF ベースプロジェクトの間の関連付けの作成を可能にすることにより実現されます。 実際、このステップは、基本的なソース制御操作を実行する前に完了しておく必要がある前提条件です。

最後に、この機能を使用することにより、SVN ソース制御クライアントと Domino Designer を極力シームレスに統合し、Domino Designer が可能な限り「ソース制御システムにとらわれない」状態を保てるようになります。