従業員第一主義 - EFCS

逆ピラミッド型組織

HCLテクノロジーズでは『従業員第一主義-EFCS (Employees First, Customers Second) 』を経営理念として掲げています。
お客様に真の価値を創出することができるのは、お客様と常に接している従業員であり、経営陣はビジネスの最前線にいる従業員を支え、
能力を発揮するために必要な権限とサポートを与えることに重点を置くという考え方です。
お客様と常に接している従業員を第一に考えることでお客様に真の価値を創出しご提供する。
つまり「従業員第一」とは究極の「お客様第一主義」なのです。この考え方に基づき、HCLテクノロジーズでは
経営陣を頂点に置く従来のピラミッド型の経営構造を逆さまにするという大きな変革を実行しました。

逆ピラミッド型組織

社員を大切にする会社

HCLテクノロジーズVice Chairman & Joint Managing Director ヴィニート・ナイアーによる
"Employees First, Customers Second - Turning Conventional Management Upside Down" (ハーバードビジネス出版)は
各国語に翻訳され、広く世界で読まれています。日本語版『社員を大切にする会社』は2012年に出版され、
同年4月、アマゾンジャパンの「企業変革」部門で第3位にランクインしました。
また『従業員第一主義-EFCS (Employees First, Customers Second) 』は人材育成の観点からも高く評価され、
社団法人 日本能率協会(JMA)より「2010年度 能力開発優秀企業賞」を受賞しております。

社員を大切にする会社

バリューポータルとマッドジャム

『従業員第一主義-EFCS (Employees First, Customers Second)』によってお客様に真の価値を創出するため、
HCLテクノロジーズには全世界で行われているボトムアップ型の意見取り込み制度があります。
その代表的なものがバリューポータルとマッドジャムです。

バリューポータル

バリューポータルはお客様とHCLテクノロジーズの従業員がアイディアを交換できるポータルサイトです。
最前線の従業員のアイディアを経営陣がサポートし、お客様の価値創出へとつなげる仕組みです。

  • - HCLテクノロジーズの従業員はこのサイトに新しい価値を創造するアイディアを登録し、お客様からフィードバックを受け、意見交換を行うことができます
  • - お客様の承認を受けた優れたアイディアについては、アイディアによって生み出される価値とそれにかかるコストが算出・推定され、それに基づき実施・導入の判断が下されます
  • - 経営陣のアドバイスの下、お客様企業にてアイディアが実施・導入されます

たった4社のお客様向けに実験的に始まったバリューポータルですが、非常に高い成果を挙げたことから
現在ではHCLテクノロジーズの全てのお客様に展開されています。

バリューポータル

マッドジャム

マッドジャム(MAD Jam = Make a Difference Jamboree)はHCLテクノロジーズの従業員によるアイディアコンテストです。

  • - マッドジャムに登録された従業員のアイディアを経営陣が審査し、従業員投票の対象となる候補アイディアを絞り込みます
  • - 従業員投票の対象となったアイディアについては、それぞれ紹介ビデオが作成されHCLテクノロジーズのイントラネット上で公開されます
  • - 従業員はそのビデオを参考に最もイノベーティブで革新的なアイディアに投票し、最終選考に残るアイディアを決定します
  • - 最終選考はHCLテクノロジーズのトップ経営陣とマッキンゼーのアソシエイトパートナーによって行われ、最優秀賞を獲得したアイディアは事業化資金を得て、HCLテクノロジーズの新たなサービスとしてお客様に提供されます

マッドジャムは、アイディアを実現させるのは経営陣というそれまでの組織の在り方を変革し、
従業員によるアイディア創出・実現のリードを可能にする仕組みなのです。

マッドジャム