デジタルビジネス
製造業大手のワークプレイス・コラボレーションを変革
生産性とビジネスイノベーションを強化しながら、従業員エクスペリエンスの向上を実現
所要時間:5分
概要
エンジンや発電用の製品を設計、製造、販売している米国の企業は、レガシーなITインフラによる分断が原因で従業員が充分にコラボレーションとコミュニケーションの能力を発揮できず、業績に悪影響が及んでいました。
HCLTechは、統合されたテクノロジーを活用して、クライアントがエンドユーザーの接続、コラボレーション、エンゲージメント、イノベーションの仕組みを強化し、生産性を大幅に向上させ、優れた可視性と制御を備えたコミュニケーションのインフラを管理・維持するための支援をしました。
課題
インフラの老朽化、非効率なコラボレーションシステム、コストの上昇
- 既存のオンプレミスのコラボレーション環境は細分化されていたため、社内のコラボレーションシステムも非効率になり、世界中に分散する多国籍/多文化の従業員の生産性とイノベーションが妨げられていました
- オンプレミスのインフラに関わるメンテナンスや管理コストの高額化
- 老朽化して耐用年数が経過したインフラに加えて、旧式のコラボレーションデバイスの利用による、高額の技術的負債が発生していた
- テレフォニーの使用状況レポートやトレンドの可視性がなく、ビジネス上の意思決定に盲点が生じていた

目的
シームレスで高度な従業員エクスペリエンスを実現
- 従業員がアイデアを共有して学習し、エンゲージメントを高め、迅速に革新できるようにすることで、コラボレーションの障壁を取り除く
- オンプレミスのインフラによって発生する技術的な負債を排除
- チームが同じ場所にいても分散していても対応できる柔軟性を実現し、すべての従業員が同じ場所で働いているように感じられるようにする

ソリューション/解決策
生産性を強化しながら、従業員エクスペリエンスを向上
クライアントは、HCLTech を信頼できるパートナーとして選択し、コラボレーションによる変革を実現しました
- Zoomプラットフォームを活用してUCaaS(Unified Communication as a Service)ソリューションを導入し、既存のレガシーな電話システムを置き換えました
- 音声とビデオに対応する統合Zoomプラットフォームを導入することでプラットフォームを統一し、全ユーザーの電話をソフトクライアントに置き換えることで電話への依存を最小限に抑えることに成功しました
- 規制国と非規制国をサポートするアーキテクチャを構築
- 既存のATA(アナログ電話アダプターをAudioCodes MediaPack に置き換え、既存のアナログ・インフラを統合し、エンタープライズ音声機能を利用可能にしました(それまでの投資収益を保護するために既存のセッション・ボード・コントローラーも組み込みました)

インパクト/成果
従業員の力を高め、共に協力してさらなる成果を目指せる環境の整備を実現
すべての従業員ペルソナをサポートするソリューションを実装し、クライアントのコラボレーションシステムをシンプルで直感的なものに変革
- 導入期間を36か月から10か月に短縮(最大70%)
- 生産性を維持しながら、企業全体のコラボレーション・エクスペリエンスを強化
- IT管理者がテレフォニー分析とレポートを使用してコストの最適化を達成可能
- セッション開始プロトコルと体系的な投資計画を統合することで、繰り返し発生するコストを削減
- チームがプロジェクトとエンゲージメントにおいて、さらなるイノベーションとコラボレーションを発揮できるように、リアルタイムの会議エクスペリエンスを実現
- 統合コミュニケーションのインフラ全体の管理とメンテナンスを一元化
- 既存のプラットフォーム、サードパーティーベンダー、OEMからのデータ収集を可能にすることで、時間を大幅に節約
- アーキテクチャの効率性を向上させ、プラットフォームの統一を実現
- カットオーバー時の予定外のダウンタイムゼロを達成
