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HCLが、世界の淡水資源の不足対策に1,500万ドルを拠出

【2022年07月14日 - ダボス(スイス)】


– インド、フランス、米国では記録的な干ばつが発生し、世界中の淡水生態系が気候変動の脅威にさらされている
– 今こそ水の安全保障に取り組むべき時 – 2030年までに水への需要はグローバルで持続可能な供給量を40%上回ると予測
– テクノロジーとヘルスケアの分野で大きなプレゼンスを持つ世界有数のコングロマリットであるHCLは、「Aquapreneur Innovation Initiative」と題したこのプログラムを通じて、淡水資源管理にイノベーションをおこす、水にフォーカスした起業家、「アクアプレナー」の支援に、5年間で1,500万ドルを拠出することを決定
– HCLグループのCEOであり、インドの上場IT企業(HCLテクノロジーズ)の女性初の会長でもあるロシュニ・ナダル・マルホトラが、世界経済フォーラムのプラットフォーム UpLink(アップリンク)とともにこの取り組みを推進

水の安全保障に、かつてないほどの危機が迫っています。2030年には世界の人口は85億人に達すると言われており、限られた淡水供給へのプレッシャーが高まっています。2030年までに、水への需要はグローバルで持続可能な供給量を40%上回ると言われています。直接、人々の健康や食糧生産に深刻な影響を与えることはもちろん、清潔な水の入手が困難になると、経済成長が最大3分の1まで制限され、また自然の生物多様性や社会基盤に悪影響を及ぼす可能性があります。 政府や企業は、淡水資源を戦略の最重要事項として位置づける必要があり、その戦略を成功させるには、イノベーションが重要な役割を果たすことになります。

淡水の保全と管理の課題への取り組みを推進するため、大手グローバル企業であるHCLは、有望なスタートアップ企業とその成長に必要なパートナーや資金をマッチングさせる、世界経済フォーラムのオープンイノベーションプラットフォーム UpLinkと提携いたしました。5年間で1500万ドルを投資し、水に関するイノベーションを加速させ、「Aquapreneur Innovation Initiative」と呼ばれる世界の淡水セクターのための初のイノベーションエコシステムをUpLink上に構築する支援をいたします。

このイニシアティブは、各地域で水資源保全のイノベーティブなプロジェクトを推進してきたHCLの経験を生かし、グローバルなリーダー、チャンピオンを集め、マルチステークホルダーによるコラボレーションを促進することを目的としています。このエコシステムの構築により、アクアプレナーは、世界中の淡水エコシステムに影響を与え、活躍できるようになります。

HCLグループのCEOであり、HCLテクノロジーズの会長であるRoshni Nadar Malhotraは、次のように述べています。「現在、世界の淡水資源には大きな負担がかかっており、この地球上の子供の5人に1人が水不足に直面しています。HCLはこの世界的な危機の解決に貢献するため、あらゆる努力をしたいと考えています。世界経済フォーラムのUpLinkプラットフォームとのパートナーシップは、その第一歩であり、私たちのエコシステム・アプローチは真に変革をもたらすものです。私たちは、この重要な分野におけるイノベーションを奨励し、増やしていくだけでなく、イノベーティブなソリューションを実行できるよう、水に焦点を当てた起業家(アクアプレナー)の能力を高める支援も行っていきます。Aquapreneur Innovation Initiativeを通じて、世界の淡水保全分野におけるマルチステークホルダー・コラボレーションとイノベーションを加速させることを、改めてお約束いたします。」

HCLとUplinkは、淡水イノベーションのエコシステム構築での新たなコラボレーションを行っていきます。これには「アクアプレナー」(水にフォーカスした起業家)からソリューションを引き出すイノベーションチャレンジの実施、アクアプレナーと既存のイニシアティブや水ネットワークのマッチング、ベンチャーを拡大するための資金調達機会の提供、淡水の重要性に関するグローバルの課題意識の向上などが含まれています。
また、HCLとUplinkは、アクアプレナーのスキルやリーダーシップの向上も支援いたします。これらの取り組みにより、水に関するイノベーション、主要なアイデア、アプローチ、ソリューションを推進し、加速してまいります。


世界経済フォーラムのマネージング・ディレクターであるOlivier Schwab氏は、「Aquapreneur Innovation Initiativeはまさに今、必要とされているものです」と述べいます。「水不足が世界の各地域で発生している今、私たちは淡水セクターでの取り組みを加速し、人々と地球のための安全を築かねばなりません。HCLとUplinkのコラボレーションは、世界のトップイノベーターのソリューションを活用し推進します。彼らとイニシアティブやネットワークをつなげることで、世界で最も脆弱な水システムを変革する取り組みを拡大し、加速することができます。」


淡水資源管理におけるイノベーションは、グリーン経済への移行において水が果たす役割にも大きな影響を及ぼします。ダボスで発表された新しい報告書『A Freshwater Future:Without Blue, There Is No Green Economy』でも、この点が強調されています。


UpLinkは、創設パートナーであるSalesforceとDeloitteの協力のもと、世界経済フォーラム年次総会2020で立ち上げられました。このプラットフォームは、イノベーションチャレンジと呼ばれるコンペティションの枠組みを通じて、新たなイノベーションを発掘します。UpLinkは現在、30以上のチャレンジを実施し、世界で最も差し迫った問題に対する革新的なソリューションを持つ260人以上の起業家を見出しています。

このニュースは2022年5月24日(現地時間)にHCLテクノロジーズが発表した資料の抄訳です。
原文は下記URLをご参照ください。
https://www.hcltech.com/press-releases/hcl-commits-15-million-address-global-freshwater-insecurity

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