去る2013年10月24日(木)、ITR主催/エイチシーエル・ジャパン協賛により、CIO様および経営企画・情報部門の責任者様を対象としたセミナー・イベント「グローバル・ビジネスを支える企業ITのあるべき方向性」を開催いたしました。
現在、先進国か新興国かを問わず、あらゆる国の企業がグローバリゼーションを経営上の最優先事項と位置付けており、ビジネスの世界展開にはこれまで以上の俊敏性やマネジメント上の効率性が求められています。
本セミナーでは、そうした状況をとらえ、ITグローバル化の上で必要とされる組織体制やガバナンスのあり方、人材教育について、そのヒントを様々な角度からご提示させていただきました。情報システムに携わる方だけでなく、経営企画等の観点から参加された方も多く、グローバル・ビジネス戦略におけるITの役割が企業における課題として強く認識されていることを示すものとなりました。
ご好評頂いたテーマ別の講演
「急がれるITのグローバル化」と題した基調講演においては、ITRのシニア・アナリストの広川智理氏に、ITのグローバル化を進める上で日本企業に不足している点や、必要なグローバルIT人材の育て方について、欧米やアジアの企業の例を交えて解説いただきました。
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広川智理 氏 (ITRシニア・アナリスト) |
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ニーランジャン・バッタチャルジー (HCLテクノロジーズ・ジャパン 取締役 アソシエイト・ヴァイスプレジデント) |
続いて、HCLからは、取締役 / アソシエイト・ヴァイスプレジデントのNeelanjan Bhattacharjeeが、インドのスタートアップとして誕生したHCLが、グローバル企業になるまでの変革の道のりを、「Employee First, Customer Second」の経営理念が果たした役割と共に、ご紹介いたしました。
またHCLのグローバル、そしてローカルのケイパビリティをご説明、さらにはセールス・ディレクターの大石宏哉が、SAP、Oracle、SFDCといった代表的なプラットフォームについてHCLが国内で手掛けた導入、運用の事例をご紹介させていただきました。
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大石 宏哉 (HCLテクノロジーズ・ジャパン シニアセールスディレクター) |
講演に続いて、ITR 広川氏のモデレーションによるトーキングセッション「グローバル・ビジネスを支えるIT--課題とその解決法」が行われました。広川氏は、アンケート調査の結果を基に、どうすればグローバル人材が育つのか、という問題を提起。これに対してHCLの3名のスピーカーがそれぞれ自らの経験や、HCL自身がインドで行っている人材育成などをご紹介し、日本企業におけるグローバル人材育成のためのヒントをご提示いたしました。
トークセッション後の懇親会では、HCLのグローバルでの実績や、国内での導入事例、HCLとのパートナーシップを通じたグローバル人材の育成、といった点にご参加いただいた方々のご興味が集まり、HCLの担当者らと活発な意見交換をしていただきました。
ご参加いただきました方々には、心より御礼申し上げます。
エイチシーエル・ジャパンでは、グローバル市場での実績と国内でのサービス提供経験を活かし、今後もお客様の情報システムの構築、運用について有益な情報を発信してまいります。
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