去る2017年11月10日(金)、エイチシーエル・ジャパンでは、CTO Sraight Talk Tokyo 2017『製品ベンダーのためのプラットフォーム戦略 ~ Finding Platform in Your Product』と題したセミナー・イベントを開催いたしました。
近年、プラットフォームエコノミーと呼ばれるビジネスモデルが目覚ましい発展を遂げています。Google, Amazon, Facebook, Apple, Uberといった企業が、プラットフォームを前提としたオンラインのビジネスモデルで大きな成長を遂げており、既存の製品やサービスのシェアを奪うまでになっています。
これまで優れた、強い製品で戦ってきた企業も、プラットフォームを持つことで新たな売上や利益改善を実現することができます。しかし、その戦略やビジネスモデルは、前述の製品を持たない企業とは異なるはずです。
本セミナーでは、グローバル企業の例を交えながら、プラットフォームの特性、プラットフォームが拓く新たなビジネス機会、実現するためのテクノロジーといった、製品ベンダーのためのプラットフォーム戦略のヒントについて議論いたしました。
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「プラットフォームビジネスとオープン戦略」と題した基調講演では、中央大学の社会情報学専攻、教授の飯尾淳先生から、プラットフォームの特徴と、それを活かすオープン戦略、オープン・イノベーションについてお話をいただきました。競争すべきところと協調すべきところの見極めといった、プラットフォームでビジネスを展開していく上で重要となるポイントについて詳しくご説明いただきました。 |
中央大学 社会情報学専攻 |
HCLテクノロジーズ ERS |
続いての特別講演「製品を進化させるプラットフォーム - 新たなビジネスの視点」では、HCLテクノロジーズ エンジニアリングR&Dサービス部門のエグゼクティブ・ヴァイスプレジデント Rajiv Sheshより、バリューシェアリングモデルへの変革、製品コアの役割といった点を中心に、製品を活かしたプラットフォーム戦略についてお話しさせていただきました。また、プラットフォーム開発を加速するPlatform Accelerator Suite(PAS)についてご紹介いたしました。 |
イベントの後半は、ジャーナリスト安井氏のモデレー ションのもと、パネルディスカッション「モノづくり企業の次世代戦略 - 商機を掴むプラットフォーム戦略のありかた」が行われました。熱のこもった議論の中、「ユーザーのエクスペリエンスに焦点をあてて考えると、何をプラットフォームにすべきかが見えてくる」「どこまでを自社でやるかを決めるところから始める」「圧倒的なシェアを持っているという点は、プラットフォームを始めるのに有利」といった知見に富んだ見解がパネリストの方々より述べられました。またプラットフォームでビジネスを変革したグローバル企業の成功事例が紹介されました。 |
左より、モデレータの安井氏 |
在日インド大使館 |
セミナーセッション後の懇親会は在日インド主席公使のスピーチで幕を開けました。プラットフォームに集まってくるデータを自社で持つことのリスクや注意点、 HCLのソリューション、お客様事例の詳細などにご参加の皆さまの興味が集まり、会場のあちこちで講演者の皆さまやHCLの担当者と熱心にお話しされている様子が見られました。 |
ご参加の皆さまには、心より御礼申し上げます。 |
HCLテクノロジーズのエンジニアリングR&Dサービス(ERS)部門では、幅広い業界における経験と最新テクノロジーの知識を活用して、お客様のイノベーション創出とグローバルビジネス成功のお手伝いをしています。 HCLは、R&D投資額世界トップ100の企業を主なクライアントとし、世界最大規模のエンジニア数(26,500名)とお客様のための投資(お客様専用のオフショア開発センター110以上を設立)を誇る世界No1クラスのエンジニアリングR&Dサービス・パートナーです。
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