去る2016年11月7日(月)、エイチシーエル・ジャパンでは、朝日インタラクティブの協力のもと『エンジニアリングが変わる - 第四次産業革命を味方にする成長戦略』と題したセミナー・イベントを開催いたしました。
「第四次産業革命」ではデータの利活用が付加価値の源泉になると言われています。たとえばセンサーから集まる多種多様な、膨大なデータ。これまでは集めることすらできなかったこれらのデータを分析して得られる知見は、ビジネスの最適化のみならず、新たなビジネスチャンスの創出をも可能にします。このようなビジネスの潮目にあたり、企業のエンジニアリング部門にも変化が求められています
本セミナーではこうした状況をとらえ、IoTやアナリティクスを実践するにあたって避けては通れない個人情報についての問題や、いかにアナリティクス文化を醸成し、エンジニアリングの役割を製品とサービスの垣根を越えた新機軸のビジネス開発へと発展させていくかといった点について議論いたしました。
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まず基調講演では「21st CENTURY TECHNOLOGIES – これからのエンジニアリングに求められる視点」と題し、HCLテクノロジーズ エンジニアリングR&Dサービス部門のトップを務めるGH Raoから、第4次産業革命と、それに伴って製品中心からカスタマー中心へと変化を求められるエンジニアリングの視点についてお話しさせていただきました。また、製品の開発をサービスやプラットフォーム、エコシステム、エクスペリエンスの開発へと進化させた企業様の例をご紹介いたしました。 |
![]() HCLテクノロジーズ ERS, President |
![]() 国立情報学研究所 |
続いての特別講演では、「IoT時代のデータ収集・分析・利活用」として、国立情報学研究所 所長補佐 / アーキテクチャ科学研究系 教授の佐藤一郎先生からお話をいただきました。IoTによる新しいサービスをご紹介いただくと共に、プライバシー保護を始めIoTにおけるデータ収集で留意する点について専門家の視点から鋭い解説をいただきました。 |
講演に続いては、朝日新聞社の編集委員 安井氏のモデレーションによるパネルディスカッション「第四次産業革命に企業はどう備えるべきか?変化を味方にするために今成すべきこと」が行われました。モデレータからは、IoTプロジェクトのゴール設定や、IoTやアナリティクスを実践するための社内体制、といった点が問題として提起されました。これに対して3名のパネリストから、攻めのIoTプロジェクト(新しいサービスの開発など)ではROIを設定すべきでないといった意見や、IT部門とエンジニアリング部門のカルチャーの違いなどについての見解が述べられ、また問題解決に貢献するソリューションが紹介されました。 |
![]() 左より、モデレータの安井編集委員 |
![]() 在日インド大使館 アルビンド・シン様 |
セミナーセッション後の懇親会は在日インド経済公使のスピーチで幕を開けました。セミナーで指摘されたプライバシーについての課題や、HCLのソリューションなどにご参加の皆さまの興味が集まり、講演者の皆さまやHCLの担当者と熱心にお話しされている様子が会場のあちこちで見られました。 |
ご参加の皆さまには、心より御礼申し上げます。 エイチシーエル・ジャパンでは、グローバル市場での実績と国内でのサービス提供経験を活かし、今後もお客様の製品エンジニアリング、ソフトウェアエンジニアリングについて有益な情報を発信してまいります |
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HCLテクノロジーズのエンジニアリングR&Dサービス(ERS)部門では、幅広い業界における経験と最新テクノロジーの知識を通して、お客様のイノベーション創出とグローバルビジネス成功のお手伝いを致しております。
HCLのERSは、R&D投資額世界トップ100の企業を主なクライアントとし、世界最大規模のエンジニア数(22,000名)と顧客への投資(110以上の顧客専用開発センターを設立)を誇る世界No1クラスのエンジニアリング開発サービス・パートナーです。
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