HCL Z Abend Investigator (ZAI) は、アプリケーションクラッシュの根本原因を特定し、迅速な回復を支援します。


HCL ZAI は、アプリケーション環境のリアルタイム分析やシステムダンプの分析により、アプリケーションクラッシュの根本原因特定する上で役立ちます。ZAI は、効率的な回復を支援するために、ソースレベルでアプリケーション異常終了の詳細な分析結果を提供します。

サポート環境

z/OS、TSO、Language Environment(LE)、CICS、IMS、DB2、MQ Series、UNIX System Services で発生するアプリケーション異常終了の分析をサポートします。

サポート言語

Enterprise COBOL、Enterprise PL/I、Assembler、C/C ++、Java で記述されたアプリケーションクラッシュのソースレベルの分析を提供します。ZAI は、IBM Automatic Binary Optimizer (ABO) によって最適化されたアプリケーションの分析もサポートしています。

特長

重要情報の概要

発生事象、プログラム名、ソースコードの行数、関係したソース変数を提示します。

生産システムでの動作を考慮した設計

アプリケーションが異常終了すると、z/OS、Language Environment、CICS Environment の終了イベントを検知して ZAI が起動し十分な情報を取得し、効率的な問題診断プロセスを支援します。システムのオーバーヘッドが最小限となるように設計されています。

必須のツール

ZAI は COBOL コンパイラー・アップグレード・プロジェクトに必須のツールです。異常終了がなくなれば、実稼働システムでのオーバーヘッドは最小限で済みます。IBM Enterprise COBOL V4.2 コンパイラーサポート終了日が近づいています (2021年9月30日)。ZAI は、新しい開発者も経験豊富な開発者と同様に問題診断プロセスを高速化できます。